こんにちは。英語専門塾セプト塾長の奥野です。
本日の授業では、途中で大幅に路線変更。
きっかけは、ある男の子からの質問で「, which」の「,」って何ですかという質問。
普段であれば、あっさり説明して次に進むところですが
たまには脱線もいいかなと思い、非制限用法と制限用法の違いについてがっつり説明しました。
今日のこの選択は良かったですね。
全員が潜在的に気になっていた文法事項のようで、シーンと聞き入る雰囲気から始まり、
徐々に概念が伝わると
おー!
とか
すげー!
という声が響きました。
制限用法と非制限用法は、関係詞の前に「,」があるかどうかなのですが
そのどちらかで話者(または筆者)が立っている前提や、持っている情報量が180度変わります。
「,」の有無という小さな違いなのですが、その差は大きく、本当~~に面白いんです。
実際のコミュニケーションの際にも便利で
英語の上級者は、ライティングやコミュニケーションの際に多用します。
(※中級と上級の差は、これが使いこなせるかどうか、くらいに思っています。)
私の制限用法と非制限用法の解説はいたって普通なのですが、導入と例文はめちゃくちゃ工夫しています。
なので、今日の目の前の生徒には、自分が持っている「感覚」を100%言語化して伝えることができました。
本来進めたかった20問の文法問題は4問目でストップしてしまいましたが、とても価値のある時間でした。
授業の脱線のし過ぎもよくありませんが、
こちらが教えるべきこと、教えたいこと、生徒が学びたいこと
このあたりの最大公約数的な領域をカバーし続けていくことが大事だなぁと再認識しています。
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