こんにちは!英語専門塾セプト塾長の奥野です。
今年の東大の入試問題ですが、第3問のリスニングで討論型の問題が無くなり、すべてが講義形式(モノローグ)になった以外は形式面の大きな変更はありませんでした。
東大の問題は総じてオーソドックスながらも高い英語力が求められる良問です。
今回、私が個人的に気になったのは
第1問(A)の要約問題と第2問の自由英作問題です。
まず第1問(A)ですが、こちらは2004年同志社大学経済学部と同じで、
The Rituals of Dinner: The Origins, Evolution, Eccentricities and Meaning of Table Manners
からの出題でした。406ワードの長文でしたがそれを70~80文字の日本語で要約する問題です。英語力のみならず、その内容を70~80文字(これはかなり短い!)で要約する国語力も求められました。
ちなみに、この406ワードというのは過去10年間で最も分量が多く、それを70~80文字の日本語に要約するのは難易度が高いです。
次に、第2問の自由英作文ですが、こちらは
「芸術は社会の役に立つべきだ」という主張について、あなたはどう考えるか。理由を添えて60~80語の英語で述べよ。
という問題です。
これは「芸術は社会の役に立つべきだ」という問いをどうとらえるか、解釈が分かれるなと思いました。
また、問題全体の総ワード数(リスニングスクリプト含む)は4,900ワード近く、これも過去10年では最も分量が多く、受験生にとっては大変だったろうと思いました。
ただ、東大の問題は出題意図が明確ですので、それを見抜く訓練をすること、そして日本語でしっかり要約できる「国語力」を磨くこと(これは本当に大切!)、自身の意見を論理的に表現できる力を養うこと、この3つで良い戦いができると思います。
セプトでは高1から適宜東大の問題に触れますが、それは闇雲に難しい問題を解かせているわけではなく、東大の問題が極めて良問だからです。
東大に限らず多くの入試問題を分析し、それをテキストに反映させ、より効果的な指導を追求していきたいと思います。
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